理学堂 ヒトと人と人間

三次救急病院で理学療法士をしている私が、日々感じている疑問やみなさんにも有用な情報を発信して行きたいと思っています。テーマであるヒトと人と人間に着いてもちょこちょこ更新して行きたいと思います。

バイタルサイン・リハビリ時のリスク管理について本気出して考えてみた③


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次は体温についてです。

意外とはっきりしない所がある気がします。ガイドラインでは、38度以上、その他の清書でも38度以上が積極的リハビリを実施しない基準になっているものがほとんどですね。

 

では、なんで38度なのでしょう。その理由はあまり明確には記載されていませんね。

基本的には体温の上昇=体内での強い炎症反応が生じている状態(中枢性発熱のどは除きます)。この状態については心拍数についてです述べましたね。

後は、全身性炎症反応症候群(systemic inflammatory response syndrome:SIRS)などの急な治療を要する疾患の診断基準に38度以上の発熱が含まれるからです。

 逆に言ってしまえば、原因のはっきりした発熱であれば積極的介入の対象になると思います。例えば、肺炎への呼吸理学療法介入などが該当すると思います。

 ただ、38度出てたら、基本的にダルいですから動きたくないですよねー(*´-`)私であれば断ります。笑

 

次回は呼吸についてお話しします。