理学堂 ヒトと人と人間

三次救急病院で理学療法士をしている私が、日々感じている疑問やみなさんにも有用な情報を発信して行きたいと思っています。テーマであるヒトと人と人間に着いてもちょこちょこ更新して行きたいと思います。

オステオパシーの門を叩いて


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以前より、興味のあったオステオパシー。金銭的な理由から、なかなか学ぶ事が難しかったですが、今年度ようやく年間通してのコースを受講できる事になり、早速先日に第1回目を受講してきました。

 

これまで理学療法を考えて来ましたが、オステオパシーは似て非なるものでした。徒手での治療が中心となる点は同じですがその考え方は全く異なるものでした。オステオパシーとは哲学だそうです。正直まだよく分かりませんが。

 

しかし、特別視する物ではなくその哲学は腑に落ちる物でした。

 

水の移動が遮られている部位へアプローチし、全身の自己治癒力を高める。

 

例えば変形性膝関節症。除痛のため運動学的視点でストレッサーを減らす事を考えていました。膝へストレスを与えている原因となっている関節運動や筋力低下を割り出し改善する。全身を観るという点では変わりませんが、昨日学んで来たものは、膝関節の治癒を遮っている部位はどこか(膝への血流・リンパ・間質液の移動など)全身のどこかでその流れが滞っているので、修復が充分に行われない。そして、その滞った流れを改善するために膜や関節を徒手的に治療する。

 

これまで、考えてきた理学療法と共通する点も多々ありましたが、根底が違うという印象でした。

 

まだ、皆様に有用な知識・技術をお伝えすることは出来ませんが、今後に期待して下さい。

 

前回の糖尿病療養指導士のススメでもお話ししたように、このオステオパシーの知識・技術は今後更に活躍して行くものだと思えたので頑張って学んで行きたいとおもいます。